アボカド(アボガド)について

■アボカドの概要■
アボカドアボカド(Avocado)はクスノキ科・ワニナシ属の植物の果実で、わが国に輸入されている品種はハス種です。別名ワニナシ(alligator pear)とも言われているだけあって、形は梨(洋ナシ)に似た、卵型をしています。

アボカドは木になっている時は緑色をしていますが、緑色のアボカドはまだ熟しきっていない為、室内に置いて、熟させる必要があります。この作業を『追熟』と言います。
緑色のアボカドは、食べられない事もありませんが、硬くて青臭く、そのまま食べても美味しくありません。種類にもよりますが、紫ががかった黒っぽい色になり、柔らかくなった頃が食べ頃なので、買って来たばかりの緑色のアドカドは必ず追熟をさせましょう

アボカドは日本でも、沖縄などでわずかに生産されていますが、市場で出回っているアボカドは輸入品がほとんどです。わが国のアボカドは、メキシコやニュージーランド、アメリカからも輸入されています。

アボカドは果物と言う事で、ジューシーな甘いフルーツを想像しがちですが、アボカドは甘くなく、香りも味も野菜に近い感じです。アボカドの使い方としても、サラダや寿司ネタなど、野菜として使われます。

アボカドは実を食べるだけでなく、花や葉、果実オイルなど、様々な物にも利用されています。花からは蜂蜜が採れ、葉はメキシコ料理などのスパイスに利用されます。果実に多く含まれているオイルは化粧品やパックなどの美容品などにも使われています。また、食べ終わった後の種は手軽に育てる事も出来るので、部屋のグリーンなどにも適しています。

アボカドは、わが国では『アボガド』と呼ばれる事が多いのですが、『AVOCADO』のつづりから推測される通り、正しい発音は『アボカド』です。しかし、『アボカド』の発音は日本人には難しく、わが国で一般的には『アボガド』と呼ばれている事などから、発音は 『アボカド』でも、『アボガド』でも構わないと個人的に思います。(この様な問題はビビンパとビビンバ、じてんしゃとじでんしゃ等でもよく見られますね。)なので、このサイトでは、『アボカド』と『アボガド』、どちらの言い方も両方使ってゆきたいと思います。

■アボカドの成分、効能■
大豆は畑の肉、アボカドは森のバターと呼ばれているだけあって、アボカドは脂肪分に富んでいます。アボカドの約20%は脂質からなっていますが、その80%はリノール酸やオレイン酸と言った植物性の不飽和脂肪酸でコレステロールの心配がありません。
また、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどと言ったビタミンやミネラル、タンパク質、食物繊維などをバランス良く含んでいて、とても栄養価の高い食物です。
これかの事から、アボカドは老化、動脈硬化、便秘、感想肌などに有効です。
しかし、他の植物に比べてエネルギーが高く、ニキビなどの原因にもなりやすいので、食べすぎには注意した方が良さそうです。どんなに多くても、一日に食べる量は一個程度までにしておいた方が良いと思います。アボカドは有効成分が多く、優れた食品ですが、取りすぎは良くありません。(何に関してもそうですが)適度にとることが大事です。

■アボカドの選び方・食べ頃■
店で選ぶ時の良いアボカドアボカドは、当たり外れの大きい食品だと思います。当たりの物は本当に美味しいのですが、熟れる前の未熟な物や、食べ頃を過ぎてしまって、黒く崩れてしまった物等に当たってしまうと、かなり不味くてとても食べれた物ではないと思います。よく、『アボカドは青臭かったり、硬くかったりして不味い』という人は、残念ながら外れの物を食べてしまった人なのではないかと思います。
当たりのアボカドは青臭い香りもなく、柔らかく、クリームチーズや卵の黄身に近い味で濃厚でとても美味しいのですが、当たりのアボカドにあたる事は、初めての方にとっては難しい事なのではないかと思います。
どの位が食べ頃なのか、個人差はあると思いますが、管理人が一番だと思うアボカドの選び方を紹介します。

市場で並んでいる物は、熟れていない未熟の物から、売れ残って黒くなってしまった物まで様々な物が並んでいます。価格はおよそ100円程度です。
その中で、まだ熟れていない緑がかった物を選びましょう。すぐ食べる場合は、軽くにぎって見た時に少し弾力があって、黒っぽい物で構いませんが、食べ頃のアボカドは他の人が熟れ具合をチェックする為に、既に握ったり押したりしていた可能性がありますのであまりオススメ出来ません。むいた時に、誰かが握った後などがあると、せっかく食べ頃の良いアボカドを買ってきてもガッカリしてしまいます。
また、選ぶ時は皮やヘタも良く見てみましょう。皮がツヤツヤしていて、色のくすみもなくい物が良いです。アボカドはヘタの付け根の部分から古くなって行きやすいので、ヘタの周りの付け根の部分がしなびてない物を選びましょう。

食べ頃のアボカドアボカドを買ってきたら、まず室内で数日放置して追熟をさせます。早く食べたい場合は暖かい部屋に置いたり、バナナと一緒に袋に入れ、暖かいところに置いておくと追熟が早く進みます。よく、食べ頃を知らせるシールが貼ってありますが、その色と同じ色、紫がかった黒色をした頃が食べ頃です。ヘタが落ち、触ってみて少し柔らかく、軽く弾力が出た頃がちょうど美味しい頃(食べ頃)だと思います。

アボカドは切ってしまうと黒っぽくなってしまうので、気ってすぐに食べきらない場合はレモンの汁を切り口にふりかけ、ラップをかけるなどして密閉し、冷蔵庫で保存します。切った後は出来るだけ早めに食べきった方が良いです。

なお、誤って未熟な状態で包丁を入れてしまった場合、切ってしまった後では上手に追熟をする事が難しく、また、残念ながらそのまま食べても美味しくはありませんので、レンジにかけたり蒸したりして加熱するか、かき揚げなどにして食べると良いと思います。(詳しくはレシピで。)

■アボカドの皮のむき方■
アボカドをよく洗ったら、まず、種に当たるまで縦に包丁を入れ、そこからぐるぐると包丁を一周させます。
一回り切り目が入ったら切り目の両側をもち、それぞれ逆方向にぐるりとねじると二つに分かれます。
種がついている方は、包丁を種に刺して引っ掛け包丁を回すと種が取れます。
皮ごと薄切りにしたり、1/4に切ったりすると、皮は手でむく事が出来ます。出来るだけ皮は手でむく様にしましょう。
アボカドの皮をむく

■アボカドの育て方■
アボカドを育てる食べ終わった後のアボカドの種はグリーンとして栽培する事が出来ます。
食べ終わった後の種をよく洗って半分くらい水に浸かる様にして、室内におきます。水が腐りやすいので、腐らせない様、こまめに水を取り替えてあげる事が大切です。
約1ヶ月(寒い場合は数ヶ月)ほどで、硬い種の殻が割れて根が出てきます。
根が出て来たら今度は逆側の殻が割れて芽が出てきます。このまま水で育てる事も出来ますが、ひょろひょろと弱弱しい木になってしまうので、根が10pほど伸びてきたら鉢植えに植え替えてあげると良いです。
このまま暖かい所で、水を切らさない様に育ててあげると立派な観葉植物になり、インテリアにもなります。
鉢植えにした場合、土を乾燥させない様に注意して下さい。また、木の大きさに合わせて大きなサイズの鉢に植え替えてあげる事や、大きくなるまで寒い場所に放置しておかない事も大切です。


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